冬の海

はるか彼方から耳をつんざくように

怒涛のごとく押し寄せる荒波

私の足元をすくいながら

さ~っと引いていく

何事もなかったかのように

優しさと強さを残しながら

海の向こうの近くて遠い国

当地にミサイルが発射されると

戦々恐々と物々しい防御体制が敷かれた

そう遠くない日のこと

この海から

抵抗する間もなく連れて行かれた方たち

望郷の念を口にすることも叶わぬ

自分の意思を持つことも許されず

探してくれるのを待っていることでしょう

会いたい… 待っている…

時間だけが過ぎていくもどかしさ

取り返したい

波が連れて行ってくれるなら

*

**

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涼

Author:涼
ずーっと歩いてきた道
これからも歩む道
道しるべを
手元に隠れるような本に
ふり向けば
そこにいる 自分



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